青垣の「足立姓」 総戸数の38%

2008.10.17
ニュース

 観光ボランティアグループ 「ディスカバリー青垣」 (足立賀市代表、 13人) が19日に青垣町佐治市街地で開かれる味覚イベント 「丹波八宿青垣の秋」 で、 足立姓に関する発表をする。 青垣地域に多い足立姓の分布や、 地域の歴史、 足立姓のルーツ・足立遠政が居城とした山垣城のあらましなどをメンバーが分担し、 紹介する。
 足立姓の分布は、 自治会長の協力を得てそれぞれの地区で占める 「足立」 姓の戸数を数えた。 青垣地域全体で、 約2000戸のうち、 足立姓は約38%の760。 小学校区別では、 遠阪がトップの56%、 神楽47%、 佐治38%、 芦田が22%の順。 「オール足立」 の自治会は、 矢の内のみだった。
 承元3年 (1209) に、 佐治郷に移り住み、 山垣城を構えた足立遠政公と関係が深い遠阪小校区は足立の多さが際立っているほか、 ▽遠政のひ孫の遠谿(けい)祖雄が高源寺を開いた桧倉▽小和田城があった小和田、 寺内、 矢の内▽砦 (とりで) があったとされる稲土―などで足立姓の占める割合が高く、 遠政の赴任から800年たった今も、 苗字が歴史の名残を色濃く留めている。 同グループは、 郷土史家の芦田輝夫さん (同町田井縄) の指導を受けて調査を進めている。
 発表は、 午前11時と午後1時の2回。 約50分間。 動画を使った山垣城の紹介や、 丹波市外の足立姓との関連地の紹介、 むかしばなしの読み聞かせなどもある。
 問い合わせは、 市観光協会青垣支部 (0795・87・2222)。

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