丹波市立中学校の50歳代男性教諭が、 2年生を対象に行った社会科の実力テストで、 解答を改ざんするなどし、 点数を水増ししていたことが18日わかった。 学校などの事情聴取に対し教諭は、 「平均点がいつもより低く、 生徒がやる気をなくし、 社会科を嫌いになられると困ると思った」 と話しているという。
テストは、 今月10日に実施。 定期テストとは違い、 習熟度などのデータ収集を目的に学校が独自に行っているもので、 社会科のテストは、 2年生73人が受けた。
同市教育委員会によると、 教諭は、 記号を選ぶ択一式問題の誤解答を書き直したり、 記述式問題では誤字の訂正や、 間違っているものも正解にし、 1人当たり4、 5点をかさ上げ。 満点の1人を除き、 受験した生徒72人分の解答を改ざんしていた。