一昨年まで生涯学習施設 「大手会館」 として利用されてきた 「旧氷上郡高等小学校舎」 (柏原町柏原) が、 県の重要文化財に指定されることが決まった。 明治期より丹波地域の教育を担い、 多くの偉人を輩出してきた同施設。 隣接する柏原藩陣屋跡とともに、 市を代表する歴史的建造物として、 再び日の目を見ることになりそうだ。
校舎は、 木造2階建ての寄棟造。 彫刻の入った円柱やバルコニーなどがあり、 明治期の洋風建築がふんだんに取り入れられている。 指定の理由は、 ▽近代初等教育施設として、 県内最古級▽移築されていない▽外観がほぼ現存―など。