新型インフルエンザの感染拡大を受けて、 丹波、 篠山両市や丹波県民局などでは相次いで対策会議を開くなど、 対応に追われた。 丹波健康福祉事務所によると、 新型インフルエンザの疑いがあるとして、 2人が丹波地域の感染症指定医療機関の柏原赤十字病院に入院したが、 鑑別診断の結果2人とも陰性だった。 同事務所によると、 19日時点 (正午) で、 丹波地域で感染が確認された人も、 感染が疑われる人もいないという。 幼稚園や小、 中学校、 高校などは22日まで休校 (園) するなど、 丹波地域でも影響が見られるが、 医療関係者らは 「季節性のインフルエンザとそう大差はない。 うがい、 手洗い、 マスク着用、 人込みを避けることを実践することが大切」 と、 冷静な対応を求めている。
新型インフルエンザ専門家会議がまとめた 「医療体制に関するガイドライン」 によると、 第1段階の 「国内発生期」、 第2段階の 「県内発生期」 段階では、 健康福祉事務所が疑わしいと判断した患者は、 感染症指定医療機関か、 協力医療機関で受け入れる。 丹波地域では、 柏原赤十字が 「感染症指定」、 県立柏原が 「協力」 となっており、 疑わしい患者は、 両病院でのみ診察している。 同事務所の指示で、 数人が両病院を受診。 2人以外は、 両病院の検査で、 「疑いなし」 と判断された。