県内での新型インフルエンザ感染が確認されてから約2週間。 市民の反応は落ち着きを取り戻しており、 丹波健康福祉事務所に寄せられる相談はまだ多いが、 篠山市、 丹波市の窓口に寄せられる相談件数は少なくなった。
丹波健康福祉事務所の発熱相談窓口には、 ピークとなった20日には約200件の相談があった。 21日は約100件で、 22―25日は70―80件で推移している。
篠山市では、 18日がピークで46件の相談があったが、 25日には10件まで減った。 健康課によると 「最初のころは電話をかけてきた人がパニック気味だったが、 落ち着いてきている」 という。 「新型インフルエンザが疑われる症状で、 すぐに医療機関を受診してはダメ」 という情報は行き届いているようだと言い、 理解した上で受診方法を確認する人が多かった。 また 「海外出張があるが、 薬の予防内服はできるか」 という問い合わせも数件あったという。
丹波市にはピークの20日で16件あり、 以降は徐々に減少し24日は0件、 25日は2件だった。 相談内容は、 ▽熱や鼻水が出ているが、 どうすればよいか▽マスクが手に入らない。 市が配布しないのか―など、 発熱やマスクに関する質問が大半だったという。