篠山市 小学校の外国語活動に住民ボランティア

2009.05.19
ニュース

 篠山市教委は今年度から、 市立小学校の外国語活動に地域のボランティアを導入する。 2年後の小学校外国語活動の本格実施に向け、 今年度から移行期間に入っており、 教材作成や授業進行で担任教諭を支援するのがねらい。 現在10数人の登録ボランティアが集まっており、 派遣を希望する小学校に6月ごろから配置したいという。
 文科省の学習指導要領改定に伴い、 2011年度から小学5、 6年生に週1回、 年間35時間の「外国語活動」が導入される。 今年度から2年間の移行期間は各校で時間数を決めることになっており、 篠山市内の19小学校は年間10―35時間の学習を行う予定だ。
 篠山市では、 数年前から小学校で月1回程度、 英語活動を取り入れているが、 今回授業時間が増えるにあたって学校現場から 「進め方が難しいので支援がほしい」 と市教委に要望があがっていた。 外国語活動の時間すべてにネイティブスピーカーの外国語指導助手 (ALT) を派遣する予算上の措置がないため、 英語に親しんでいる地域の人材の力を借りようと考えた。

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