兵庫医科大学篠山病院 (篠山市黒岡) は9日、 入院患者の個人情報を入力したUSBメモリを紛失したことを公表した。 約40人分の氏名や電話番号、 病状などカルテの一部が入っているとみられるが、 データが入っていた可能性がある患者は111人おり、 同病院は対象者全員に7日までに封書で内容を報告、 8日から戸別訪問により説明と謝罪を行っている。
同病院によると、 6月13日午前2時ごろ、 20歳代の女性看護師が、 第5病棟 (内科) のナースステーションでUSBを使った後、 患者からの呼び出しがあり、 USBを机の上に置いたまま移動。 所定の保管場所へ戻すのを忘れていた。 翌日、 別の看護師が使おうとして紛失が分かった。 同病院は7日、 篠山署に紛失届を提出した。 現在までに情報の悪用などは確認されていないという。