任期満了に伴う県知事選は5日投開票され、 現職の井戸敏三氏 (63) =自民、 公明、 社民推薦=が約108万票を獲得し、 新人の団体職員田中耕太郎氏 (60) =共産推薦=を大差で破って3選を果たした。 注目された投票率は丹波市が53・11%、 篠山市が52・16%と前回よりわずかに上昇したが、 両市とも井戸氏の得票率は前回よりダウンした。
丹波地域の得票数は、 丹波市で井戸氏2万2579票、 田中氏6815票。 篠山市で井戸氏1万4640票、 田中氏4108票。
丹波市の井戸氏の得票率は76・8%。 田中氏の23・2%を大きく引き離しているが、 前回選挙より6・8ポイントダウン。 篠山市では井戸氏の得票率は78・1%で、 田中氏21・9%。 井戸氏の得票率は前回より3・7ポイント減った。 県全体の井戸氏の得票率は前回より7ポイント近く下がった。
投票率は、 丹波市で前回より1・8ポイント、 篠山市で0・82ポイント上昇した。 県全体は2・69ポイント増の36・02%だった。
井戸氏は2期8年の実績をもとに 「安心安全な兵庫づくり」 などを掲げ、 400項目に及ぶ主要施策を公約にして選挙戦を展開し、 100万票を超える得票を得たが、 身近な市長、 市議選と比べて選挙ムードは低調なままだった。