衆院選兵庫5区 梶原氏・谷氏が当選

2009.09.03
ニュース

 衆議院議員選挙が8月30日、 投開票され、 民主党が308議席を奪取する大勝で政権交代を果たした。 丹波地域を含む兵庫5区では、 立候補した民主党の梶原康弘氏 (52) =篠山市西岡屋=、 自民党の谷公一氏 (57) =美方郡香美町=、 幸福実現党の丸岡眞澄氏 (51) =加東市=の3氏のうち、 梶原、 谷両氏が当選し、 2人の代議士が誕生した。 梶原氏は前回選挙 (2005年9月) より5万4000票以上を上積みする勢いで当選。 一方、 谷氏は苦しい戦いとなったが、 比例代表で議席を死守した。 丸岡氏は、 票を伸ばせなかった。
 兵庫5区の投票率は73・25%で、 前回の73・09%とほぼ横ばいだった。
 5区は前回、 前々回 (03年11月) と同様、 「自民・谷氏対民主・梶原氏」 の戦いとなった。 谷氏は2期の実績を強調したが、 梶原氏は解散当初から優勢と言われた民主の勢いを受け、但馬、丹波、三田の3地域全てで票を伸ばした。 比例でも、 谷氏の地元、 美方郡以外は民主が自民を大きく上回った。
 前回は谷氏が梶原氏に3万票の差をつけて勝利。 今回は逆に梶原氏が谷氏に3万票差をつけた。 県内においても12の小選挙区中、 民主党が11選挙区で勝利する大勝。 比例近畿においても民主党の圧勝により、 名簿登載者全員が当選したために、 小選挙区で敗退した、 谷氏を含む自民党の重複候補者が救われる形となった。

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