氷上町沼の有志7人が、 「そば生産組合 (仮称)」 を作り、 そば栽培を手がけている。 面積3・5ヘクタールは、 丹波地域で最も広い。 集団転作に取り組んでおり、 農地が集積できるため、 「一面そば畑」 といった信州のような光景が広がる。 写真愛好家らが、 満開となった純白の花がほ場を覆い尽くすようすを、 カメラに収めようと訪れている。
転作田を利用し、 国産の在来種を種に、 10年ほど前に20―30アールで始め、 4年前にグループを立ち上げ、 栽培面積を拡大した。 酪農用飼料作物との二毛作で、 牧草を刈り取った後の8月中旬には種し、 10月20日ごろからそば・豆用のコンバインで1週間ほどかけて刈り取る。 肥料は、 牛ふんのたい肥で、 無農薬、 無化学肥料栽培。
収穫したそばは、 ほぼ全量を篠山市内のそば店に納めている。