丹波市で小豆窃盗が多発

2009.11.09
ニュース

 丹波地域の特産物、 丹波大納言小豆や黒豆の窃盗被害が頻発している。 特に小豆は今年、 悪天候などで近年にない不作と予想されており、 高騰につけこんだ窃盗の可能性が高い。 丹波、 篠山両警察署は、 「天日干しなどをする際はなるべく人目につきやすい場所で行って」 と注意を促している。
 丹波署管内では、 10月、 小豆をねらった犯行が相次ぎ、 同署が把握しているだけで計8件発生。 未遂も含めると総量は約180キロ、 時価総額約27万円になる。 青垣地域が6件と大半を占め、 氷上や春日地域からも1件ずつの通報があった。 いずれも日中、 民家の軒先などで干してあったものが盗まれた。
 丹波署によると昨年は通報がなく、 認知件数はゼロだった。
 同署は10月30日、 窃盗未遂容疑で農業の男を逮捕。 「今年は不作のため高く売れると思った」 と供述しているといい、 「豊作だった昨年は小豆窃盗がなかったため、 不作と関係している可能性が高い」 と分析する。

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