丹波市教委 電子黒板の導入計画

2009.11.02
ニュース

 丹波市教育委員会は、 パソコンの画面やプロジェクターの映像を投影できる 「電子黒板」 などを含めたICT (情報通信技術) 機器の教育現場への導入を進めている。 市内の学校では試験的に数台の電子黒板を導入している段階で、 今後全校に配備することで教育現場のデジタル化を進め、 より楽しく効率よく、 学力向上を目指す。
 市教委によると電子黒板は、 パソコンに表示できるもの全般を映し出せるほか、 プロジェクターとの接続、 画面の保存・印刷なども可能。 専用のタッチペンで、 画面上に文字を書き込むこともできる。 チョークを使わないため、 気管支炎など人体への影響もない。 欧米では学校現場への導入が盛んという。
 計画では、 市内7中学校と25小学校に各1台 (小学校は1学年2クラスの場合2台) の計37台の電子黒板の導入を予定。 また、 教材をプロジェクターやスクリーンに投影できる 「OHC (オーバーヘッドカメラ)」 などの導入も進めており、 電子黒板と併用することで、 よりわかりやすく効率の良い授業の組み立てをねらう。 電子黒板の購入予定金額は約5550万円で、 国の緊急経済対策交付金を活用する。

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