丹波市は、 春日町野上野に新設する一般廃棄物処理施設 「市クリーンセンター (仮称)」 の稼働開始が、 建設地や処理方式の決定に時間がかかり、 当初予定の平成23 (2011) 年4月から丸2年遅れる予定となったことを受けて、 氷上クリーンセンターがある氷上町稲継自治会 (51戸) に対する初の住民説明会を16日、 同地区公民館で開いた。 同自治会はこれまでに2度、 市の要請を受けて稼働期限の延長を受け入れており、 市からの3度目のお願いに対する交渉がスタートした。 住民からは 「行政の怠慢だ」 などの声が出た。
市などによると、 市からは辻重五郎市長、 永井隆夫副市長をはじめ、 環境部幹部が、 住民は約40人が出席した。 市が、 稼働が2年遅れることになった経過などを説明したうえで、 改めて住民に理解を求めた。
これを受け、 住民からは 「稼働期間を 『平成23年3月』 とする協定書を結びながら、 さらに2年遅れるのは市の怠慢」 「春日、 市島の施設を改良するなどして対応できないのか」 「本当に平成25年4月には新施設が稼働するのか」 といった趣旨の意見が出たという。