丹波市の特産料理開発 女子短大生が協力

2010.02.12
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 丹波市商工会と園田学園女子大学との協働連携による地域活性化事業に係る覚書調印式が8日、 市商工会館で開かれ、 村上康充同会長と今井章子同学長が覚書に署名、 なつ印した。 同大が、 シカ肉料理や特産品を使った菓子などの開発に協力する。 提携期間は3年間。
 合併前の柏原町商工会の丹波大納言小豆と丹波黒豆を生かした特産開発を同大の川原崎淑子さんが助け、 小豆みそ、 フィナンシェなどを商品化。 合併後も、 昨年度がシカ肉料理、 今年度は菓子をテーマに開いた同商工会の特産開発イベント 「丹波の森の物語」 にも同大が協力した。 地域資源を生かした商品開発につなげようと同商工会が働きかけ、 連携が実現した。
 同大短大の生活文化学科国際食文化コースの学生が、 授業の中で特産を使った料理開発を試みる。
 村上会長は、 「知名度も高く、 品質も良いが、 第1次産品で終わることが多い丹波の特産をよりよい加工品につなげたい。 若い人の発想で新しい試みを提案して頂けると期待している」 とあいさつ。 今井学長は、 「本学が持つ食に対する知識、 技術、 また、 若い女性の感性、 味覚が貢献できたらうれしい限り」 と述べた。
 立会人として、 辻重五郎丹波市長と木南岩男県商工会連合会長が同席した。

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