消防団OB活用へ 篠山市で新年度から

2010.02.15
ニュース

 篠山市は、 新年度から消防団のOBが平日昼間の出動を補完する 「機能別消防団員」 制度を創設することを決め、 10日の議員全員協議会で報告した。 関連議案を3月定例会に提案する。
 消防団員は定員1245人に対し、 1月現在で1207人。 高齢化、 過疎化などで団員は年々減少。 また、 会社員の団員が多く、 平日昼間の消防力の低下が課題となっていた。
 機能別消防団員の出動時間は、 午前7時―午後7時。 初期消火、 鎮圧を業務とし、 訓練や警戒は出動しない。 活動区域は分団 (およそ小学校区) の区域内。 年報酬はなく、 出動回数による支給となる。 1分団当たり5人の定員と定める。
 新年度は後川校区で同制度を始める。順次、必要性に応じて拡大する。

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