地域活性化に携帯サイト始める

2010.03.22
ニュース

 篠山市今田町辰巳出身のシステムエンジニアで、 篠山市出資の社団法人ノオト社員の藤原岳史さん (35) =三田市=が、 地域活性化のための携帯ウェブシステム 「ふるさとポイント デジタルタウン」 (http://furusato.me/) を構築し、 試験運用を始めた。 ノオトが総務省の助成を受けて実施する。 新しいITビジネスモデルとして、 篠山から全国展開をめざす。
 サイトに企業から広告を集めて収益を得るビジネスモデル。 サイトを運営するノオトは、 収益を活用して、 ▽特産振興▽集落の再生▽環境に優しい交通システムづくり▽篠山暮らしの体験プログラム―などのまちづくり事業やイベントなどを行う。
 サイト利用者を集めるために、 いくつかのユニークな仕掛けを用意した。 篠山市内にある店舗や施設を認証し、 「ふるさとポイントシール」 を発行。 同サイトの登録会員となった消費者が、 シール付き商品を購入すると、 同サイト上の 「バーチャル (仮想) タウン」 に 「ポイント」 がたまり、 ポイント数に応じて、 プレゼントやメッセージが届く。
 一方、 広告企業側には、 篠山と関わりがある人だけを対象に、 個人的な趣向に合わせて宣伝できるメリットがあるという。 また、 会員登録した観光客にイベント情報を発信することで、 リピーター確保にもつながることが期待される。

関連記事