引きこもりの若者に夢を 自然の中で遊ぶ場つくろう

2010.03.16
ニュース

 引きこもりの若者たちを支援しているNPO法人 「結」 の井上一休さん (67) =篠山市野尻=が、 篠山市東吹の遊休地に、 子どもたちが自然の中で思い切り遊べる遊園地を作ろうと準備を進めている。 同NPOが開設している篠山市明野の 「交流館 『しゃべり場』」 に集まっている若者たちと一緒に作業を行い、 2011年4月の開園をめざし、 若者たちの働く場にもしたいと夢を膨らませている。
 土地の広さは約1500坪 (4950平方メートル)。 ▽お山滑り台▽魚のつかみ取り・ザリガニ釣り▽ちびっ子の乗り物 (3輪車) コース▽竹馬広場▽小動物ふれあい広場▽秘密基地―などを作る計画を練っている。 許認可や安全面などについては今後検討する。
 10年ほど前から 「子どもたちが思い切り遊べる場を作りたい」 という夢を持っていた井上さん。 引きこもりの原因は人間関係がうまく作れないことであり、 人との付き合い方は小さい頃からの遊びの中で体得していくものだという考えが土台にある。 構想を抱いて土地を探していたところ、 1月に東吹の土地が見つかり、 さっそく整備に着手。 竹300―400本を切り出し、 雑木や雑草を刈り取ってきれいにした。 今後、 業者に依頼して整地し、 電気、 水道などを整備していく予定。

関連記事