17日から兵庫、 京都、 鳥取の３府県で合同運航が始まるドクターヘリへの患者引渡し訓練が６日、 丹波市消防本部ヘリポートで行われた。 公立豊岡病院 （豊岡市） から飛んできたドクターヘリが20分ほどで同ヘリポートに着陸、 同本部の救急車から、 患者を模した人形をヘリに乗せた。 従来の県の消防防災ヘリ （神戸市のポートアイランド発） と合わせ、 瀬戸内、 日本海の２ルートでヘリ搬送が可能になる。
　市消防本部の要請により、 同病院の救急救命センターの医師、 看護師らを乗せて飛んで来る。 一度に最大２人を収容でき、 搬送先は、 同病院を基本とする。 丹波市は、 同病院から半径50キロ、 片道15分圏内にあり、 神戸大学病院や県災害医療センターがある神戸市からも同じ圏内にあり、 両方の運航エリアに重なる。