丹波市教育委員会は今年度、 「食育」 を進める目的で、 児童たちが育てた野菜を、 収穫時期に学校給食の食材に使うことができないか、 研究を始める。 今年度に市内の1校で試行し、 学校給食センターの調理工程にどうのせるか、 適当な量が確保できるのかなどの課題を洗い出し、 検討材料とする。
昨年度に策定した 「丹波市教育元気プラン」 に基づくもので、 今年度に1校で、 来年度に1地域で試行。 その結果を踏まえて市全域で実施できるかを検討し、 「マイセルフランチ」 と称して事業化したい考え。
当たり前のように毎日食べている給食において、 生産農家や調理員など、 多くの人の手がかかっていることや野菜を育てる苦労を実感し、 食べ物を大切に思う気持ちを育むのがねらい。 すでに理科や環境学習、 総合学習などで学校単位で、 野菜を栽培し、 調理して食べるケースは多く見られるが、 さらに身近な学校給食にも目を向けようという試み。