淡路瓦と広域連携 丹波地域の建築業者

2010.04.10
ニュース

 兵庫県のブランド 「淡路瓦」 と 「県産材」 を生かし、 新たなマーケットを開拓、 販売促進につなげようと、 丹波地域の建築業者や淡路地域の瓦組合らが 「兵庫県産材による次世代木造住宅推進協議会」 (仮称) を発足させた。 近くLLP (有限責任事業組合) を立ち上げる。 住宅の着工の鈍化、 プレハブメーカーの進出などで、 厳しい状況にさらされている両地域の業者が手を取りあって現状を打開しようと動き出した。
 会長に淡路瓦工業組合理事長の福原幸蔵さん、 副会長に木材業の 「木栄」 会長の足立栄逸さん (丹波市青垣町)、 コーディネーターに篠山市出身の建築家、 才本謙二さん (西宮市) らが名を連ね、 オブザーバーに兵庫県工業技術センター職員、 大学教授も入る予定。
 淡路瓦と県産材を使ったモデル住宅を事業のシンボルとして県内各地に建築。 長老の話を聞くなど海や山の文化を学んだり、 暮らしに根ざした家づくりの研究や、 瓦や木などの特性を学ぶワークショップを県内で展開し、 一般参加も呼びかける。 また、 建築従事者の若手を巻き込み、 情報の発信方法や施主の嗜好 (しこう) などを探り、 市場開拓について研究する。

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