篠山市遠方で滞在型市民農園が開園

2010.04.02
ニュース

 篠山市遠方キャンプ場を滞在型市民農園施設に改修した 「おちかた温泉の郷農園」 が4日、 開園する。 施設を遠方自治会に無償譲渡し、 自治会が運営する。 松本崇三郎自治会長 (60) は 「せっかくの施設を活用して、 地域化活性化を図りたい。 農園利用者と近所の農家たちとのコミュニケーションができればうれしい」 と話していた。
 バンガロー20棟のうち、 10棟を市民農園滞在施設に改修した。 このほか、 管理棟と交流活動施設、 炊事棟、 便所棟も改修した。 6棟は撤去した。 改修工事の予算は約2000万円。
 3月28日には、 自治会役員と市民農園運営委員会のメンバー、 NPOひょうご森の倶楽部 (神戸市) のボランティアらが、 園内の雑木などを片付けた。 入り口には高さ約3・5メートルの住民手づくりの丸太標柱も立てた。
 滞在型施設はユニットバス、 ミニキッチン付き。 施設から約200メートル離れた民有農地を市民農園として貸し出す。 1区画100平方メートル。 市民農園 (滞在型施設含む) の利用料は年間30万円。 ガス、 水道、 電気代は実費。 農業指導は随時受けられる。
 集落内には草山温泉やゴルフ場、 宿泊施設などがある。 市民農園の利用申し込みは松本自治会長 (079・592・0151)。

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