篠山で30歳男性3人が観光事業に乗り出す

2010.05.18
ニュース

 篠山での文化体験やグリーンツーリズムを事業化しようと、 30歳の男性3人が 「合同会社プラグ」 (079・551・2227) を立ち上げた。 篠山市乾新町のギャラリーリムを拠点にしている。 里山や畑をフィールドに、 フレッシュな感性で新たな観光事業を切り拓こうと企画を練っている。
 吉成佳泰代表 (30) =姫路市出身・神戸市在住=、 原英樹さん (同) =姫路市出身・篠山市在住=、 中原大輔さん (同) =岐阜県出身、 宝塚市在住=。 社名の 「プラグ」 は地域を耕し、 地域の外と中をつなげたいという思いを込めて名づけた。
 吉成さんは昨年から、 古民家を再生したギャラリーリムを運営する傍ら、 篠山のまちづくり企画に関わってきた。 篠山市出資の一般社団法人ノオトと連携し、 文化体験ワークショップ 「ささやまな日々。」 や、 レンタサイクル 「エコリン社会実験」 事業、 丹波篠山まちあるき実行委員会などに関わるなかで、 地域資源を活かしてクリエイティブな観光事業ができると手ごたえをつかんだ。 高校や大学時代からの友人である原さんと中原さんに声を掛けたところ、 「これからは都会よりも地方、 特に篠山が面白い」 と思いが一致。 原さんと中原さんは勤めていた会社を退職し、 思い切って篠山に飛び込んだ。
 観光事業を提案する篠山市の公募型事業 「丹波篠山観光イチオシ・オススメ事業」 (予算840万円) に採択され、 初仕事として取り組む。
 ターゲットは、 20―40歳代の丹波市、 篠山市や京阪神の若い世代。 地域の人たちと連携しながら、 他では味わえない体験型ワークショップを提案していく。 「篠山本」 の出版や、 ツイッターを活用した観光客調査なども実施する予定。

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