篠山市 (地域計画課079・552・4585) は18日午後7時から、 篠山市民センターで、 同市東岡屋と同市黒岡で計画されている大規模商業施設開発の 「事業説明会」 を開く。 景観条例策定の準備を進めている市は、 「城下町周辺で、 転用が可能な農地が点在しており、 開発のあり方を市民とともに考えたい」 とし、 参加を広く呼びかけている。
東岡屋には、 大黒天物産 (岡山県倉敷市) が大型ディスカウントの出店を東岡屋交差点の近くに計画。 開発に必要な市の最終手続きである、 市総合計画審議会の答申を終えており、 今月下旬に開発を許可する県に業者が申請書を提出する。 答申では、 開発時に交通や環境、 景観などに配慮する意見を盛り込んでいる。 説明会では、 1月の説明会後の経過を市が報告する。
黒岡には、 ドラッグストア 「アルカ」 を経営するナガタ薬品 (神戸市須磨区) が篠山市民センターの南側に出店を計画。 市における最初の手続きである 「事前協議」 申出書が提出されている。 農地と駐車場合わせて約5600平方メートルの土地を造成。 約2600平方メートルの鉄骨平屋の店舗を建設する計画。
開発面積3000平方メートル以上は、 県の許可が必要で、 今後、 ディスカウント店と同様の手続きに入る。 説明会では、 業者が開発概要について説明する。
また、 市が今後取り組んでいく、 地区整備計画や市まちづくり条例、 景観計画についての説明もある。