丹波市商工会青年部柏原支部 (井上宏栄支部長、 29人) が、 子どもたちに楽しい夏の思い出を作ってあげたいと、 8月14日に丹波の森公苑で、 初めての花火大会 「夏休み 丹波の森DE花火大会」 を企画している。 予算ゼロからのスタートで、 6日から募金活動を始めることにしており、 「丹波市民みんなの花火大会にしたい。 ぜひご協力を」 と呼びかけている。
柏原地域では、 長年、 「ふるさと丹波夏祭り」 で、 約2500発を打ち上げる大規模な花火大会が催されてきたが、 補助金削減などによる資金難で、 2008年度に中止になった。
花火大会がなくなったことを残念に思っていた井上代表 (40) が、 「今度は市民の力で、 身の丈にあった花火大会をつくりたい」 と、 今年2月の支部臨時総会で提案。 メンバーらがその思いに賛同し、 青年部事業として取り組むことになった。
消防団への協力依頼など安全確保対策、 地元自治会長への説明と理解を求めること、 許可申請など、 手探りで一つずつ手順を踏んでいった。 「まちが元気になるなら」 と賛同してくれる人も多く、 井上代表は 「『がんばってや』 『楽しみにしてるで』 という声が、 背中を押してくれる」 と話す。 井上代表によると、 夏の花火は、 先祖供養の意味もあるといい、 「今まで地域をつくってくれた先祖への感謝も込めて花火をあげたい」 と話す。
当日は、 募金の範囲内で、 バザーやイベントもできればと考えている。 また、 柏原支部としては、 継続的に開催できるよう、 ゆくゆくは市商工会青年部全体のイベントに育てたいと希望している。
募金箱は、 同支部員の事業所に置く。 実行委員会の募金銀行口座は 「中兵庫信用金庫柏原支店 (普通) 667487」 と、 「丹波ひかみ農業協同組合柏原支店 (普通) 117967」。
商工会柏原支部 (0795・72・0433)。