「暑い!」 7月では最高の37・0度を記録

2010.07.26
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 丹波地域でも最高気温が連日35度を超える猛暑となっている。 22日には、 柏原で1979年の観測開始以降7番目、 7月としては最高の37・0度を記録した (表参照)。 丹波市消防本部によると、 この暑さで19日に1人、 21日に3人の計4人が熱中症が疑われるとして救急搬送された。 7月の4人搬送は2008年度と並び過去最多。 6月にも4人が搬送されており、 6、 7月で8人の搬送は、 4年前に熱中症疑いの統計を取り始めてから最も多くなっている。
 これまで搬送された8人は、 全員屋外にいて体調が悪化したもの。 少年 (17歳以下) 1人、 成人 (18―64歳) 1人、 高齢者 (65歳以上) 6人。
 21日に搬送されたのは26歳女性、 88歳女性、 69歳男性。 自動車の運転中やゴルフのプレー中に気分が悪くなったり、 玄関で倒れ、 3人とも市内の医療機関に収容された。
 2007年度から市消防本部は、 県消防課を通じ、 国に7―9月に発生した熱中症疑いの搬送を報告している。 07年度は10人、 08年度は19人、 09年度は13人だった。
 例年、 気温が高い8月の搬送が最多で搬送数の70%を占める。 07年度7人、 08年度13人、 09年度10人と推移。 年齢層は、 07―09年の3年間の搬送区分別では、 少年12人、 成人16人、 高齢者14人と、 片寄ることなく発生している (円グラフ参照)。
 市医師会の田中潔会長は、 熱中症の予防について▽あまり暑い所に出ない。 屋内でも蒸し暑いと起こる可能性があり、 風通しを良くする▽水分をこまめにとる▽疲れないようにする―の3点をあげ、 熱中症が疑われる場合は 「涼しいところで休ませ、 スポーツドリンクなど水と塩分を補給させる」 応急処置を施し、 「意識がぼーっとしている場合は医療機関にかかって」 と話している。

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