参院選投票前に町の声聞く

2010.07.08
ニュース

 11日に投開票を迎える参議院議員選挙を前に、 丹波地域の有権者の選挙への意識や一票の判断材料について聞いた。
 消費税増税をめぐっては、 「上げない政党に一票。 消費税をあげるとますます消費は冷え込み、 底なしの不況に陥る。 政治家は本当に国民の目線に立って物事を考えているのか」 (篠山市37歳アルバイト男性)、 「消費税を上げない党に一票を入れる。 政治家、 公務員の無駄遣い、 人数の削減などを公約にしている党がいい」 (篠山市62歳主婦)
と、 増税に反対する意見がある一方、 丹波市の61歳女性は 「消費税増税は、 早晩避けられず、 選挙が終わってからでなく、 選挙前に言い出す首相は正直。 福祉や年金の問題の解決に取り組むために増税が必要なら受け入れる」 と容認する人もいる。
 また、 「直接知っている候補者があるので、 選挙区はその人に入れる。 比例区は今回は自民。 どの政党もパッとしないが、 民主を一人勝ちさせないためにも自民に入れる」 (45歳会社社長男性) と民主党単独過半数を阻む考えがある一方、 「今までの自民党政権を変えてくれるかどうかを判断基準にする」 (62歳団体役員男性) と、 考える人もある。
 選挙区が全県区と広い参議院選挙に改めて戸惑う声もあり、 「そもそも参議院が必要なのか」 (篠山市62歳主婦)、 「職場では以前のとおり自民だが、 政権交代もあり、 現場にいる身としては迷っている。 衆議院なら地元議員を応援するが、 参議院は身近に感じられず、 誰に入れていいかわからない」 (丹波市50歳代男性団体職員) という人もある。

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