篠山市議会 転落死亡事故を受けて報告書

2010.07.05
ニュース

 古市小学校でおきた児童転落死亡事故を受けて、 篠山市議会 (河南克典議長)は、幼稚園、小学校、養護学校18校園に 「早期に対策が必要な危険個所がある」 ことなどを指摘した第1次報告書を酒井隆明市長と新家英生・教育委員長に提出した。
 同議会文教厚生常任委員会 (渡辺拓道委員長、 6人) が6月8―17日、 31学校園を点検した結果、 「早期に対策」 「今後対策」 「検討を要する」 の3段階に分けてまとめた。 「早期に対応」 では、 手すりの設置や、 職員室前の樹木の撤去、 職員室窓の張り紙の除去、 すき間が大きいベランダの格子の増設、 屋上への階段にバリケードの設置などを求めた。
 河南秀和教育長は、 「建築基準法に定められた基準だけでなく、 報告書で指摘された子どもの目線も大切にしていきたい。 各校の 『ヒヤリ・ハット』 の情報を集め、 全校で共有できるようにしたい」 と話した。
 今月中旬に市内5中学校も検査し、 8月上旬に第2次報告を提出する。

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