JA丹波ひかみ 農地保全に法人設立

2010.07.02
ニュース

 JA丹波ひかみ (開田和組合長) は、 農業の担い手が不足している地域で、 農作業を引き受ける新農業生産法人 「株式会社アグリサポートたんば (仮称)」 を10月1日に設立する。 6月27日の総代会で可決された。 大規模農家、 集落営農組織、 オペレーター組合を補完する会社で、 地域農業を支援していく。
 農業者の高齢化や耕作放棄地の増加など、 農業基盤の弱体化が見過ごせない状況になっており、 対応策として新法人を設立することにした。 すばやい意思決定ができるよう、 JA本体とは別の会社とした。
 新会社は資本金2000万円。 JAが1990万円、 個人2人が5万円 (1株) ずつ出資。 農業経営ができる 「農業生産法人」 の要件を満たすため、 農業に常に従事している2人を出資者に入れ、 取締役とする。
 非常勤の社長と監査役1人、 常勤の取締役2人 (うち1人は社員兼務)、 社員1人、 パート1人の体制でスタートする予定。
 稲作や特産栽培の作業を受託する。 作業料金は、 青垣、 春日のオペレーター組合と同じ水準に設定する。 作業の申し込みは、 集落営農組織や集落を通じて受け付ける。 農家個人からの直接の依頼は受けない。

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