山南に県立大学のスタジオ まちづくり考える

2010.08.13
ニュース

 山南地域に、 兵庫県立大学 (神戸市中央区) の学生が丹波地域のまちづくりを調査研究する拠点ができた。 恐竜化石が発見された篠山層群などの地域資源を活用したまちづくりを発信しようとするもの。 恐竜化石発見記念日の7日、 同大と丹波市、 丹波県民局の3者が連携協定を結んだ。 拠点はJR谷川駅近くの民家 (山南町長野、 吉田朝治さん所有) で、 「山南スタジオ」 と名づけられた。
 同大は、 スタジオ開設に伴い、 全学共通科目 「化石と地域づくりフィールドワーク」 を新たに開設。 同大自然・環境科学研究所長の田原直樹教授が指導する。 10月から、 履修生たちが月1回土曜日に現地で聞き取り調査などを行う。 まちづくりの提案をまとめ、 地元住民を対象に12月に中間報告会、 来年2月に最終報告会を開く予定。
 兵庫県立大学は、 2006年に神戸商科大学、 姫路工業大学、 県立看護大学が統合して発足した。 神戸市、 姫路市、 淡路市、 赤穂郡に7カ所、 キャンパスがある。
 丹波市内では、 柏原地域で関西学院大学、 青垣地域で関西大学がフィールドワークの拠点を設けている。

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