柏原地域の中心市街地活性化をめざすまちづくり会社 「株式会社まちづくり柏原」 (荻野吉彦社長) は、 柏原町柏原の古市場通り沿いの空き店舗2店舗を今年度、 リニューアルする。 うち1店舗は10坪程度のカフェにする予定で、 出店者を募集している。 来春の開店をめざしている。
カフェにするのは、 みなと銀行前、 旧メンズショップサカイの一角。 9月ごろから設計にかかる予定。 出店者が早く決まれば、 一緒に参加する。 出店者は市内在住、 在外を問わない。 建物の改装はまちづくり柏原が行い、 備品、 じゅう器類は出店者が用意する。 家賃は5万円程度。 丹波の素材を活かしたカフェの出店を希望している。
もう1店舗は、 同社直営イタリア料理店 「オルモ」 の向かいで、 柏原地域の和菓子店が移転出店する。
2店舗の改装事業費は計3000万円。 経済産業省の戦略的中心市街地商業等活性化支援事業費補助金を活用する。 国から最大で事業費の3分の2の補助が受けられる。
今後5年間で計10店舗を中心市街地にオープンする予定。 これまでに、 「イタリア料理オルモ」 (2000年)、 JR柏原駅前テナント 「ガーデン栢 (かや)」 (05年)、 丹波野菜と鹿料理 「無鹿 (むじか)」 (10年) をオープンした。 この経験とノウハウを活かし、 出店者を側面からサポートする。
同社は 「新しい店がたくさんでき、 いい商売人が根づいていくことが、 『商売をしたくなるまちづくり』 につながる」 と話している。 丹波市が昨年3月に策定した市中心市街地活性化計画に基づいて事業を進めている。
同社 (0795・73・3800、 メール tmo@kaibara.org)。