篠山産業女子バスケ インターハイで健闘

2010.08.02
ニュース

 全国高校総体 「美ら島沖縄総体2010」 バスケットボール選手権(59代表校)に初出場した県代表の篠山産業女子バスケットボール部は7月29日の大会初日に柴田女子 (青森) を74―60で下し、 インターハイ初勝利を収めた。 翌30日の2回戦では優勝候補の一角、 県立金沢総合 (神奈川) と対戦、 全日本の選手を擁するチーム相手に全力を尽くしたが、 45―114で敗れた。
 1回戦の柴田女子は、 インターハイ常連校で、 東北大会4位、 昨年の同大会16強の実力校。 篠山は立ち上がりから橋本美和さん (シューティングガード、 柏原中) と足立萌美さん (フォワード、 氷上中) が立て続けに得点を挙げ、 第2ピリオド終盤に柏原亜衣さん (パワーフォワード、 山南中) もゴールを決めるなど、 有利に試合を進めた。
 第3ピリオドになると、 選手層の厚い柴田女子は、 スタメンを総替えするなど、 頻繁に選手交代を繰り返し、 走れる選手を続々と投入、 一時、 逆転された。 篠山産業は第4ピリオド、 守備をマンツーマンからゾーンディフェンスに変更。 その作戦がずばり的中し、 得意の速攻で攻め立てた。 ポストプレーと守備で貢献していた長久莉沙さん (センター、 氷上中) も2ゴールを挙げ、 最後まで足が止まらなかった篠山産業がこのピリオドを24―10と圧倒し、 歓喜の瞬間を迎えた。 一度のメンバーチェンジもなく、 スタメンの5人で戦い抜いた。
 2回戦の金沢総合戦では、 第3ピリオドまでに30―97と圧倒されたが、 最終の第4ピリオドでは、 足立さん、 主将の山口麻悠さん (ポイントガード、 八景中) がカットインで仕掛ける持ち味を発揮。 相手のファウルを誘い、 ゴールを重ねた。 平奈菜愛さん (天王寺川中)、 三方友華さん (氷上中)、 糸川結衣さん (八景中) も出場し、 攻撃や守備に体を張った。 このピリオドは15―17と互角の戦いを見せた。

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