篠山市、 商工会、 観光協会、 関西の大学教授らからなる 「丹波篠山ユビキタス推進協議会」 (会長・酒井隆明市長、 事務局=一般社団法人ノオト) は25日から、 車いす利用者や高齢者が城下町の観光を安心して楽しめるよう、 障害となる道路情報や、 トイレ情報、 休憩施設情報などを携帯電話やスマートフォンで見られるサービスを開始する。
提供する情報は、 ▽トイレ▽通行注意個所▽ベンチがある休憩場所▽バス停▽医療福祉施設▽観光・公共・商業施設―など。 トイレ情報は、 車いす用トイレや呼び出しボタン、 段差などの情報を、 通行注意個所では、 ふたのない側溝や格子状に組んだ金属の溝ふたの位置情報を提供する。
情報を得るには、 iphone、 iPod-touch、 iPad、 携帯電話、 パソコンなどの情報機器が必要。 同協議会は、 城下町地区の観光施設など15カ所に 「フリースポット」 と呼ばれる無線接続でインターネットができる環境を整えた。 自分のいる場所が確認できるGPS機能が付いた機器であれば、 目的の観光地までの安全なルートも案内する。
同市内で26日に開かれる 「車いすマラソン」 に向けて実施。 出場選手に利用してもらおうと、 25日からサービスを提供することにした。 同協議会は、 丹波篠山観光協会 (北新町) で無料で携帯機器を貸し出す。
ホームページ (http://www.kitemite.me/sasayama/) か、 バス停などに張られるQRコードからアクセスする。 問い合わせは、 ノオト (079・552・7373)。