東南アジアなどからの農業研修生を受け入れる事業に使用されてきた篠山市後川新田原の古民家 「たんば農文塾」 を、企業が社員研修などを行う 「セミナーハウス」 として活用する再生プロジェクトが動きだした。 事業を担当する一般社団法人 「ノオト」 (同市黒岡) は、 「セミナーハウスとしての活用をきっかけに、 地元住民との交流も広がれば」。 田舎の原風景という言葉がぴったりと当てはまる施設を活用し、 都市と農村の交流拠点を目指す。
改修費用は1500万円を想定。 国土交通省の 「空き家再生等推進事業」 を活用し、 国と市、 事業主を務める同法人が3分の1ずつ負担する。
活用計画案では、 ノオト負担分の費用を、 企業など30団体に年会費20万円を募る 「ファンド形式」 を採用。 1団体あたり年間7日間貸し出し、 社員研修や合宿を行うセミナーハウスにする。