トンネル前工事進む 主要地方道丹波加美線

2010.10.07
ニュース

 県が進める主要地方道丹波加美線 (仮称) 清水坂トンネル整備で、 トンネル本体着工に向けた前段の河川工事が、 丹波市氷上町三原で進められている。 今年度中に工事を終わらせ、 年度末にトンネル本体工事の発注をめざす。 多可町側では、 トンネルに接続する同県道整備、 集客施設の整備が進むなどトンネル完成を視野に事業が展開されている。

 同トンネルに伴なう事業区間は延長4437メートル。 うちトンネル部分は、 1931メートル。 内尾神社 (同町三原) から少し多可町寄りに進んだところで現道と新しく整備する道路が結合する。トンネルを多可町側に抜け3キロほど進んだところで、 国道427号と接する。

 同トンネルは、 北播と丹波地域の交流の促進、 多可町加美区 (旧加美町) の高速道路インターチェンジ30分以内未到着地域の解消を目指している。 多可町加美区は、 旧加美町庁舎以南の住民は山南町経由で、 同以北の住民は青垣町経由で氷上インターチェンジにアクセスしている。
 多可町経営企画課では、 「西脇へ行くのと氷上の商業施設に行くのと所要時間が同程度になる。 観光だけでなく、 買い物、 病院受診など、 生活全般のエリアが拡大するだろう」 と話している。

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