「デカンショ節」 の保存・継承に取り組んでいる 「篠山デカンショ節保存会」 (小山剛久会長) が、 長年にわたり地域の文化向上に尽くしている個人や団体をたたえる県の 「ともしびの賞」 に選ばれた。 贈呈式は16日、 県立美術館 (神戸市) で行われる。
同会は戦後まもない1951年に民謡保存会として発足。 民謡の保存・宣伝活動に励み、 54年には多くの人が親しみやすいようにと、 統一した踊りを生み出した。 58年に現在の名称に変更し、 県内最大級の民謡の祭典 「丹波篠山デカンショ祭」 の礎を築いた。
市外でも篠山に伝わる民謡の宣伝に尽力。 54年の全国民謡舞踏大会をスタートに、 70年の大阪万博では会場のメインホールに出演。 75年には県代表として沖縄海洋博覧会にも出演し、 デカンショ節を全国に紹介した。