丹波市は、 青垣と柏原地域を結ぶバス路線について、 見直し案をまとめた。 出入り口の段差なしに乗れる 「小型低床バス」 を導入し、 ショッピングセンターなどにバス停を新設したり、 柏原病院行きの便を増やす一方、 「大名草―佐治」 の平日便は廃止する内容。 運行する神姫グリーンバス (本社神河町) も了承した。 来年1月のJRダイヤ改正発表に合わせて微調整を行い、 来年3―4月ごろに変更する予定。 「小型低床バス」 は定員34人で、 市が2台を約3700万円で購入した。 神姫グリーンバスに無償で貸し出す。
見直しは市内公共交通システム整備の一環。 市や商工会などが、 来年2月から旧町域内を運行するデマンド (予約) 型乗り合いタクシーのサービスを始めるのに合わせて検討した。 デマンドタクシーでカバーできない、 旧町域をまたぐバス路線の利便性を高めることをめざしている。
新設するバス停は▽ゆめタウン▽コープ柏原▽青垣住民センター▽青垣診療所―の4カ所。 集客施設に乗り入れることで、 利用者を増やすねらい。
柏原病院への便は、 平日の4本を7本に増やす。
バス停 「石生駅前」 を、 駅の東側から西側に移すため、 周辺ルートを変更。 新興住宅地ハートタウンを通るルートになり、 光安寺前のバス停 「石生新町」 は廃止する。
バス停 「丹波の森公苑」 は、 利用者がほとんどいないため廃止する。 また、 丹波市立植野記念美術館前のバス停の名称を 「京橋」 から 「美術館」 に変更にする。