携帯電話所持 中学生は25%

2011.01.31
ニュース

 丹波市教育委員会は、 市内の小学校高学年児童 (4―6年) と中学生全員を対象に、 携帯電話とインターネットの利用に関する実態調査を行った。 携帯電話の所持率は、 小学生全体が10・1%、 中学生全体が25・3%で、 ともに昨年 (小学生8・0%、 中学生22・4%) より高かった。

 携帯電話の所持・利用調査は3年目で、 今年は初めてパソコンでのインターネット利用についての調査を加えた。 昨年9、 10月に、 対象児童生徒に学校でアンケートを実施。 無記名で、 計4132人の有効回答を得た。

  「自分の携帯電話を持っている」 と答えた児童生徒の数は、 学年が上がるにつれて増える傾向にある。 また、 どの学年も、 男子より女子の所持率が高い。 中学3年生女子では42・4%が持っていた。

  「持っていない」 と答えた児童生徒のうち、 「親や知人、 友人等の携帯電話を使ったことがあるか」 の質問に、 「ある」 と答えたのは小学生で68%、 中学生で74%だった。

  「持っている」 児童生徒のうち、 1日のうちで携帯電話を使う時間は、 小学生は 「ほとんど使わない」 が43%で最多だったのに対し、 中学生は 「2時間以上」 の生徒が31%で最も多かった。

 携帯電話の用途は、 小中学生とも 「親や家族との電話」 が最も多かった。 中学生のメールの相手は、 親や家族よりも友だちの方が多かった。 電話、 メールのほかの利用は、 「カメラで写真を写す」 「ゲームをしたり音楽をきく」 が多かった。

 携帯電話の使い方のルールについては、 「決めている」 が小学生で57%、 中学生で46%。 決めている内容は、 小学生が 「通話やメールの相手」、 中学生は 「1カ月に使う料金」 「インターネットの使い方」 が多かった。

 パソコンによるインターネット環境がある小学生は83%、 中学生は87%。 「自由にインターネットができる」 のは、 小学生で39%、 中学生で70%だった。

  「携帯電話やパソコンを使って、 メールや掲示板、 ブログなどに悪口を書いたり嫌がらせをしたことがあるか」 の質問には、 小学生で1・2%、 中学生で4・2%が 「ある」 と答えた。

 市教委は 「子どもの世界や各家庭に、 携帯電話を含めたインターネット環境が大きく普及してきている。 学校で、 情報モラル教育や、 情報安全教育をしていくとともに、 家庭でも携帯電話やインターネットの使い方を話し合ってほしい」 と話している。

 

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