装置新調、検診充実へ 柏原赤十字

2011.01.16
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 柏原赤十字病院 (片山覚院長) は、 健診センターに乳がんの早期発見に役立つ乳房撮影 (マンモグラフィ) 装置を新たに1基増やしたほか、 X線TV装置を更新した。 いずれの装置もデジタル化に対応したもので、 鮮明な画像により読影の精度を高め、 より健診業務の充実をはかる。
 乳房撮影装置は、 検診用に整備。 適正な撮影条件を自動設定する機能が付いており、 従来より細やかでくっきりとした画像を得ることができる。 年間2500人の利用を見込んでいる。 女性に配慮し、 ピンク色を基調としたマンモ撮影室も新設した。
 X線TV装置は、 主に胃がん検診時に用いられ、 デジタル撮影になったことで画像が鮮明になったほか、 検査から画像診断までの時間が大幅に短縮される。 バリウムが胃に流れ込む様子を動画撮影もできる。
 乳がん検診、 胃がん検診ともに専門の認定を受けた放射線技師が対応する。 丹波地域で1人という胃がん検診専門技師の認定を持つ川上範文さん (45) は、 「画像がより鮮明になるので、 胃がん、 乳がんともに検診の精度を高め、 早期発見につなげたい」 と話している。

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