丹波市商工会 (村上康充会長) の理事が2月22日、 丹波市議会 (足立正典議長) を訪れ、 産業建設常任委員会 (瀬川至委員長、 8人) と、 氷上工業団地内へのオリックス不動産の進出の対応について意見交換した。 会議の冒頭、 瀬川委員長が、 オ社が県に提出していた基本計画をいったん取り下げ、 再申請する意向であることを報告。 理事からは、 土地利用を規制し、 進出に歯止めをかけるよう求める声が上がる一方、 「商業施設以外の集客施設を誘致するなどの対応を練り、 オ社に提案しては」 との意見も出された。
村上会長は、 氷上工業団地内に商業施設が進出した場合、 同団地内の未売却地 (5・2ヘクタール) が売れなくなるなどの影響が出ると指摘。 「暫定的でも、 土地利用の網掛けを」 と、 規制を創設するよう求めた。
足立議長は、 「都市計画マスタープランでどういう位置づけがされるのか見守りたい」 とし、 「本当に進出を止められるのか、 懸念は抱く。 効力を発する暫定的な規制を作れるのか」 と応じた。
村上会長は、 「止めるのは難しいかもしれないが、 適切な土地利用を促して」 と言葉を重ね、 柏原で取り組んでいる中心市街地活性化の関連法を挙げ、 「大規模店舗は中心市街地区域以外では進出できないと理解している」 と、 区域外の氷上への進出計画に疑問を呈した。