任期満了に伴う篠山市長選挙が2月20日、 投開票される。 いずれも無所属で、 現職の酒井隆明氏 (56) =岩崎=と新人の鈴木一誠氏 (68) =東新町=が立候補し、 1週間の選挙戦を展開した。 午後10時台に投票結果が判明する見通し。
酒井氏は、 告示日から19日まで市内11カ所で個人演説会を開き、 篠山再生計画を策定し、 財政への道筋をつけたことや兵庫医大篠山病院の存続など1期目の成果を強調。 2期目へ向けて、 ▽篠山再生の前進▽定住促進▽篠山の魅力を再発見し、 「日本に、 世界に輝く篠山市に」 ―などを公約に掲げた。
鈴木氏は、 選挙カーやマイクなどは使わず、 主に選挙公報とポスターで支持を呼びかける活動を展開。 ポスターでは、 ▽市長報酬6割引、 交際費の大幅削減などで財政再建団体への転落を防止▽在日外国人に参政権を与え、 人口減少を止める▽市の管理職の男女比率を是正し、 大量の女性リーダーを誕生させる―などの公約を掲げた。
12日現在の選挙人名簿登録者数は、 3万6548人 (男1万7191人、 女1万9357人) で、 前回市長選より873人の減少。
2007年の前回市長選の投票率は59・64%。