鹿肉の全国展開を目指す丹波市商工会 (村上康充会長) が2月21日、 マイドームおおさか (大阪市中央区) で、 「丹波熟成鹿肉」 の商談会を開いた。 同商工会が開発を委託した鹿肉のハンバーグとつみれを持参し、 飲食店関係者ら5組と商談した。 2月1―4日には東京の商談会にも参加しており、 新しい食文化を作るため、 種まきを続けている。
鹿肉のハンバーグ 「丹波の森のハンバーグ」 開発者の中川重之さん、 鹿肉つみれ 「丹波の姫手毬 (まり)」 を考案した藤本裕昭さんが会場で直接、 バイヤーとやりとり。 試食では、 ハンバーグをパンに挟んでハンバーガーにしたり、 蒸してテリーヌ風にした鹿肉のつみれを大根の千枚漬けで挟んだおつまみなどを用意。 1組に1時間ほどかけて、 じっくり話し込み、 サンプルを提供した。
大阪・十三で自然食レストランなどを展開し、 環境保全のために春日町国領で野菜を作っている 「カフェぴとう」 の見島英之社長は、 イベント時に出すハンバーガーに鹿肉を使えないかを検討。 「自然環境への貢献を目指している活動の背景を知ってもらうのに良い食材」 と話し、 1000個単位で発注できるのか、 肉に混ぜる具材に注文をつけられるかなど、 詳細に聞き取った。