丹波市は4月20日、 (仮称) 市クリーンセンターの整備に関する説明会を、 建設地同市春日町野上野地区の公民館で開いた。 市は、 入札が不調に終わったことを受け、 当初予定していた炭化方式を断念し、 ごみを燃やすストーカ方式に変更する方針を提案し、 地元の了解を求めていた。 辻重五郎市長は、 「整備事務を再スタートさせていただきたい」 と、 地元のゴーサインを求めたが、 住民側は集落内部での意見集約が十分でないとして、 結論には至らなかった。
住民約40人、 辻市長、 永井隆夫副市長をはじめ、 関係部幹部らが出席。 市は、 地元自治会内に市との協議の窓口となる 「(仮称) 地域安全・安心委員会」 を設置してもらい、 事業者募集を始める前に、 まず排ガス規制など、 安全・安心な施設をつくる上での基本的事項について 「覚書」 を交わし、 地元住民の信頼回復に努めることを約束した。
また、 市の施設であることから、 市内の公共的団体や自治会、 識見者などで構成する 「市クリーンセンター整備・運営協議会」 を設置し、 地元の意見を反映させたり、 よりよい施設整備や管理運営について提言を受ける仕組みも提案した。