兵庫県議会議員選挙の投開票が４月10日に行われ、 篠山市選挙区 （定数１） では、 無所属・自民党推薦で現職の小西隆紀氏 （45）＝篠山市魚屋町＝が、 無所属新人の川井啓司氏 （56）＝同市東古佐＝との一騎打ちを制し、 再戦を果たした。小西氏は、 有効投票数１万５６０９票の約89％にあたる、 １万３８６２票を獲得。 川井氏に約１万２０００票の大差をつけて２期目をスタートさせた。 投票率は５割を切り、 １９９９年の市の合併以来、 過去最低だった。

　投票率は44・03％で、 前回選挙 （07年） の投票率54・93％を大きく下回った。 投票総数は１万５８８０票 （無効投票数２７１票）。

　小西氏は、 先月11日に発生した東日本大震災の影響を鑑みて、 辻立ちなどの回数を減らし、 電話作戦をとりやめたり、 選挙カーの音量を落としたりと自粛ムードの選挙戦を展開した。 しかし個人演説会は精力的に行い、 告示日から、 市内17カ所で開催。 「行動は明日のために―力強いふるさとづくり」 をスローガンに、 救急救命医療体制の充実や社会資本の整備、 担い手育成などを訴え、 幅広い支持を集めた。