丹波市観光協会 (大木豊会長) は今年度、 初めて 「農業体験観光」 に取り組むことにし、 これまでに都市部との農業体験交流などを実施してきた団体などに協力を呼びかけている。 農業体験希望者の受け入れができる団体などをリストアップして旅行社に情報提供し、 丹波市への観光客誘致を図る。
昨秋、 観光の専門家らを招いて振興策を聞いた際、 「丹波市に1日中滞在してもらうには、 観光だけでは難しい」 という意見が出たのを受け、 「田舎の持ち味を活かした農業体験と組み合わせて売り出そう」 と考えた。
田植えや枝豆刈り、 芋掘りなどで交流している団体をリストにまとめる。 夏ごろに対象者を集めて趣旨を説明する予定。
同観光協会の岸本稚世事務局長は 「どのくらいの人数を受け入れられるか、 農家が手間を嫌がらないかなど、 いろいろな課題が出てくるだろうが、 秋の観光シーズンに実現したい。 草刈りや落ち穂拾いなどのユニークなものも含め、 いろいろな活動をうまく拾い上げていけたら」 と話す。