5月10日から降った雨の影響で、 11日夜、 丹波市市島町の民家裏で土砂崩れがあったほか、 県道の通行止めやJRの運休があった。
丹波市は、 11日午後7時半、 市役所本庁と各支所に警戒本部を設置。 職員151人が待機した。
市島町北岡本の民家裏山が幅10メートル、 高さ5メートルにわたって崩れた。
11日午後9時過ぎ、 高谷川の水深が、 2・1メートルと避難判断水位に到達したが、 その後小康状態になったことから避難勧告は出さなかった。 また、 同市柏原町南多田の国道が一部冠水した。
同市青垣町の県道福知山山南線の穴裏峠が、 11日午後8時15分から12日午前7時まで通行止めに。
JR福知山線は、 丹波大山―柏原間で、 11日午後7時―9時40分ごろまで、 列車の運転を見合わせた。 上り下り合わせ、 特急8本、 普通2本が運休、 乗客約1000人に影響が出た。
丹波市では、 11日午後8時44分に大雨・洪水警報が発令され、 12日午前4時52分に全て解除された。 丹波市消防本部によると、 降り始めの10日午前7時半から、 警報が解除された12日午前5時までの総雨量は159・5ミリだった。