台風2号の接近に伴い、 丹波市内も5月29日、 強い雨が降り続いた。 神戸海洋気象台によると、 26日午後2時から30日午前11時までの総雨量は、 柏原で161・5ミリだった。 市内でがけ崩れや堤防の浸食が起きた。
29日午前11時半ごろ、 高谷川が氾濫水位 (1メートル90) を超過。 同日夜中に水がひいた。 県道中山綾部線の三春峠 (春日町上三井庄) 頂上付近では、 幅20メートル、 高さ7メートルにわたってがけ崩れが起き、 午後6時ごろから通行止めに。 復旧のめどはついていない。 氷上町桟敷の天神橋の上流左岸の堤防が幅50メートルにわたり、 浸食した。 穴裏峠も30日午前2時から午後零時半の間、 通行止めとなった。
丹波市は29日午後1時45分に警戒本部を設置。 職員や消防団員が警戒にあたった。 30日午前8時に解散した。
市内氷上地域の幼・小・中学校が始業を午前10時にし、 市島地域は1時間遅れとした。 篠山産業高校本校、 篠山鳳鳴高校は休校し、 氷上高校は15分遅れで授業を始めた。