丹波市議会の庁舎統合に係る調査特別委員会 (西本嘉宏委員長、 23人) が6月16日開かれ、 会派ごとに庁舎統合に関する意見を出し合った。 「新たな場所に建設」 としたのが4会派で最も多く、 市の中心部での新設を望んでいる意見が多かった。 また、 市が提案している 「本庁舎 (丹波市氷上) か分庁舎 (丹波市春日) に統合」 としたのが2会派、 「現状のまま使う」 が2会派。 意見が分かれたが、 議員数でみると、 「新たな場所」 が10人、 「本庁舎か分庁舎」 が8人となる。 6月24日開会の本会議で委員長報告が行われる。
「新たな場所に建設」 と答えた4会派は、 合併特例債の活用や、 今後の財政事情が厳しくなるとの予測から維持費などのコスト削減につながると主張。 「本庁舎か分庁舎に統合」 とした会派は、 「議員は市長提案に対して審議すべき」 (市民クラブ)、 「市が検討するうえで参考になるものとして最終報告をまとめるべき」 (丹政クラブ) とした。 「現状のまま使う」 とした会派は、 「新庁舎建設より市の活性化策に重点を置くべき」 (政友会)、 「むしろ支所機能は充実すべき」 (日本共産党議員団) などとした。
西本委員長は、 「意見を1つに集約することはできないが、 新設も含めて庁舎を統合すべきとする意見が多いのは確か。市の中心部とはどこなのか、 統合建設の時期などが今後の議論となってくるだろう」 と話している。