丹波市は、 将来のまちづくりの基本的な方向性を示す 「市都市計画マスタープラン」 の全体構想の素案をまとめた。 「丹波市都市圏」 の形成をめざすとし、 氷上町稲継交差点の周辺市街地と、 同町成松、 柏原の市街地を市の中心核となる 「広域拠点」 などと位置づけている。
土地利用と市街地整備の方針の中で 「広域拠点」 を設け、 春日町黒井周辺の市街地を 「副拠点」、 青垣町佐治周辺、 山南町井原周辺、 市島町上田・市島周辺の既存市街地を 「地域拠点」 とした。
それぞれの 「拠点」 について、 将来の整備方針を示しており、 「広域拠点」 のうち、 稲継交差点周辺の沿道は、 「広域商業系市街地」 として、 「用途地域等を活用して、 周辺環境と調和した土地利用へと規制・誘導をはかる」 などとした。
このほか、 幹線道路や生活道路の整備、 公共交通の充実など、 都市基盤整備の方針や、 災害に強いまちづくりの方針、 自然環境の保全・活用と都市環境形成の方針などを盛り込んでいる。
同プランは、 2021年度を目標年次と設定。 全体構想のほか、 6地域ごとの 「地域別構想」 と 「実現化方策」 から成る。 全体構想はその一部で、 今後、 地域別構想の策定にとりかかる。
市は、 市内6会場で説明会を開く。 問い合わせは市都市住宅課都市整備係 (0795・74・0221)。 いずれも午後7時半から。 参加自由。
▽7月19日=春日住民センター▽7月20日=山南住民センター▽7月22日=青垣住民センター▽7月26日=ライフピアいちじま研修室▽8月3日=柏原自治会館▽8月8日=氷上保健センター