なでしこジャパン 丹波でも優勝祝福

2011.07.21
ニュース

 サッカー女子ワールドカップの決勝 (18日) で、 初優勝を果たしたなでしこジャパン には、 丹波市市島町与戸のアスコザパーク丹波を練習拠点にしている、 「INAC神戸レオネッサ」 の澤穂希選手やPKをとめた海堀あゆみ選手、 大野忍選手、 川澄奈穂美選手ら7選手が選ばれている。 今年2月には、 丹波地域のサッカー関係者が丹波市で同チームの選手らと交流会を開いたり、1月には、川澄選手が篠山市立畑小学校で児童と体験教室で触れ合うなど、 丹波地域と縁が深い。

 丹波市サッカー協会の余田亮一会長は、 「PK戦の前に、 円陣を組んだ選手に笑顔が見られた時点で、 勝つことを予感した。 女子サッカー自体に弾みがつくだろうし、 男子も刺激されるのではないか。 サッカーをしている子どもたちには、 2度追いつき、 PKで勝った試合から 『あきらめない』 強い気持ちを感じとってくれれば」 と期待する。

 同市の少女サッカーチーム 「バンビーノ!」 の田村雅典監督は、 「プロとして生活できる十分な環境が整っていないなかで、 夢をあきらめずにがんばってきた選手が多いと思う。 子どもたちにとっても、 その姿は大きな目標になったはず」 と話す。

 同チーム所属の稲垣未羽さん (東小5年) は、 「ねばりのある試合で優勝し、 すごいなぁと思った。 細かいパスがつなげる澤選手が好き。 自分もしっかり練習して、 ゴール前でヘディングが決められる選手になりたい」 と話していた。

 

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