丹波市は、 夏休み期間を利用して市内3小学校1中学校で耐震化工事を進めている。 実施しているのは、 市島中学校体育館、 崇広小学校北校舎、 久下小学校北西校舎、 北小学校北校舎。
市島中体育館は、 天井8カ所、 壁12カ所に、 筋かいの役目をする 「鉄骨ブレス」 を設置。 屋根の葺き替えや外壁塗装、 トイレ改修を含めたバリアフリー化、 周辺整備を行う。 12月の完成をめざす。 今年度分の事業費は約2億1000万円。 2009年度、 10年度で校舎の耐震化工事を行った。
崇広小では、 鉄骨ブレスを5カ所に設置、 1カ所で壁補強工事を行う。 夏休み中に工事を終える。 事業費は1660万円。 来年度の夏休みに、 外壁や内壁塗装、 棚や調理台の新調、 配線や配管のやり替えなどの大規模改造工事を行う予定。
久下小では、 鉄骨ブレスを8カ所に設置するほか、 トイレ改修、 理科室や家庭科室の家具更新、 段差の解消などの工事を夏休み中に実施する。 事業費は約6400万円。 昨年度は北東棟の耐震化工事が終わり、 来年度は南棟を予定。
北小では、 鉄骨ブレスを3カ所に設置するほか、 児童昇降口近くにエレベーター棟を新設し、 バリアフリー化をはかる。 9月完成予定。 事業費は5300万円。 同市は、 3階建ての校舎でエレベーター設置を進めている。
今年4月現在で、 市内の学校施設耐震化率は90%。 来年度に予定している工事で100%とする計画。